少し前。
珍しく息子が甘えて「ねんね抱っこしたい」と言ってきたことがありました。
※ねんね抱っこ…私が仰向けに寝て、そこに息子を抱きしめて寝ること
随分ずっしり重くなった息子を寝ながら抱きしめてトントンしてた時、やはり入ってきた娘の横やり。
「おっぱいくれー!」の訴え。
でも久々に息子が甘えてきたんだし、いつも息子には我慢させて、娘娘しちゃってるし、ここは私がグッとこらえよう。
息子がアクション起こすまで、娘は泣かせておこう。
と、黙って息子を抱きしめてました。
やはりそのままの状態でいたので、「ああ、やっぱり甘えたいよなぁ、まだまだ甘えん坊の3歳だもんなぁ。。。」と思いながらトントンしていたら。
急に「もうおしまい!」と言って私から下り、私に背を向けて布団に横になる息子。
「急にどうしたの?」と聞くも、背中を向けたまま 「もう眠くなっちゃったから。」と。
小さい背中から精一杯の「我慢」が伝わってきました。
ほんとに眠くなっちゃったから?と聞くも、そうだと答える息子。
なっちが泣いちゃったから?と聞くと…少しの沈黙の後に、
「うん。ママ、なっちにおっぱいあげてきていいよ。」
…やっぱり。
おっぱいを欲しがり泣いてる妹を放っておけなかったんだね。
精一杯自分の気持ちは我慢して、なっちの方にママを向かせようとするその背中を見て私は胸がギューッとしました。
そして今日。
一緒にお布団に入って寝ようとしていた時 息子が唐突に、「ママはなっちが1番好きなんだよね。」 と。
私の胸はギューッと掴まれたように切なくなりました。
そう感じさせてしまってたんだな、と。
私は咄嗟に「そんなことない!たー坊が1番だよ!」と言って頭を撫でたら 素直に、嬉しそ~にニッコリして。
なっちが1番好きなんだよね。 って、きっとたー坊の本音。
日々の寂しさや我慢の積み重ねがあったんでしょう。
ごめんね。。。
そうやって胸を鷲掴みされてると、今度は息子が 「じゃあ、なっちに言って!」と言うではありませんか。
(何を? まさか、ママはたー坊が1番好きなんだってよ!と? 母の口からマウンティングならぬ、兄妹の絶対的関係を示しておけと?)
さっきまでのしおらしい息子とは違う、ちょいブラックな一面に拍子抜けし、 「それは自分で言いなさい。」と、自分の口から言わせようとする私。
すると息子、 「なっち!たー坊はねぇ… ママとなっちが1番好きだよ!」 って、キター!
まさかのブラックどころか、真っ白、真っ白けっけのエンジェル発言!
ごめんよ、ごめんよ、母の日頃のブラックな思考から勝手に決めつけててごめんよ。
そんな「たー坊の好き話」を帰宅した夫にも共有。
「で、父ちゃんは?」
「いなかった。」
「なんでやねん!」 と、さすがは関西人、食い気味にツッコミ、晩ご飯を温めに行く背中が寂しそうな夫なのでした。
※我が家、食事の時間に遅れた者はセルフサービスです。
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