記しておこう、記しておこう、と思いながら。
ようやく。
もう3ヶ月経ってしまったけど、記しておきたい出産記録。
予定日が8/23で、その10日くらい前からなんとなくそろそろ来るんじゃないか、来るんじゃないかと人生2回目の陣痛に脅える日々。
そして8/16。
その日は来ました。
朝10時過ぎ、トイレに行くとおしるしが。
血です、少量の出血です。
1人目もおしるしから始まったので、おしるし見た瞬間、 キターーーーーーーーーっ!! でした。
そして翌日の8/17は台風が関東に最接近と言われていて、翌々日の8/18は満月とのことだったので、これは確実に来るな、今日産まれるな、と確信したのでありました。
ドキドキしながらも、頭のどこかは冷静で、荷物の確認。
夫の家族全員とグループLINEでよくやり取りしているので、そこにおしるしの報告。
病院の先生からは経産婦なので、1時間に5~6回お腹の張りを感じたら電話して下さいと言われてました。
陣痛らしきものはまだ全然なかったのでお腹の張りを陣痛アプリで計測。
でも、てんでバラバラ。
張るけど、長さも回数も、てんでバラバラ。
これ、いつ電話したらいいのー? 教えて、おじぃーーーさぁーーーーーん!
(逃げ恥のみくりちゃん脳内再生)
そして12時過ぎ…お腹の張りすら遠のく…。
ちょっと気持ちに余裕ができたので、息子に「今赤ちゃん何してる?」と聞いてみました。
ら。
「今、赤ちゃんお掃除してる。すぅ~…って!」と言いながらお腹を下の方に向けて撫で下ろすではありませんか!
息子よ、見えてるのか!?
赤ちゃんがお世話になった場所を綺麗にして出て行こうとしているサマが。
(こう書いてみるとなかなか律儀な赤ちゃんである。立つ鳥跡を濁さず的な。)
でも出産は不要なもの全部出して綺麗になるとか言いますし(厄さえ落とすと言いますし)、あながち息子に見えているものは間違っていないのかも…と思いました。
分かり易く時系列にします。
★10時過ぎ おしるし
★13時
クーラーが壊れかけ、私が小さい時からお世話になってる街の電気屋さんが修理に来る。
おじさん直しながら
「で、2人目はいつ(出産)なの?」
「たぶん今日これからです!」
「えっ!!!」
★15:30
お腹の張りにそう変化はなかったですが、ソワソワ落ち着かないので一旦病院へ電話。
→お腹の張りが頻発してるので、とりあえず入院準備して来て下さいとな。
★15:40
陣痛タクシーに電話
★15:50
タクシーお迎え到着 この時、息子が私の入院を察知して大変でした。
「ママ、行かないで!たー坊も行く!ママ、行かないで!」と。
それは大絶叫しながらの大号泣。
胸が締めつけられました。
でも行かねばならぬ。
産まれてしまう。
とにかく急いで小雨の降る中タクシーに一人乗り込みました。
でも実家の縁側でじぃじに抱き抱えられながら、必死に泣き叫ぶ息子の「ママーーーーっ!!!!」の声は扉を閉めたタクシーの中にまで聞こえて、ほんとに切なかった。。。
(運転手さん、早く出して) 心の中で呟きました。
★16時
病院到着
★16:15
内診
この時まだ陣痛らしき痛みはなく、お腹の張りだけでしたが、子宮口は4.5㎝開いてるとのことで経産婦ということもありそのまま入院→陣痛室となりました。
19:40頃産まれた息子の時は12時頃から生理痛のような腹痛があったので、この時点でお腹が痛くないのがなんとも変な感じ。
★17時
忘れもしない17時。
やっぱり来ました陣痛の痛み。
痛みが始まったばかりなのに既に痛みの間隔は3~5分。
痛みを感じ始めて既に間隔も短いし、私としてはもうこのままあっという間に産まれるのではないかと思ってましたが、ここからがちょいと長かった。
★18時
夕飯が運ばれて来ました。
息子の時は恐怖と不安と痛みで3口しか食べられませんでしたが、今回はできるだけ食べてやろうと。
痛みが逃げる数分の間に食べる食べる。
でもどんどん痛みは強くなり、膝の上でグッと握り締めた拳を開くことができなくなり、ごちそうさま。
そうそう、こんな痛みだったわ、陣痛って(遠い目)。
そんな心境でした。
★18:30
夫到着
痛みに耐える妻をひたすら見守る、そう、ただそれだけ。
私は夫に何かして貰いたいとか微塵も思うことなく、ひたすら耐える野生動物スタイルです
★19時
分娩台へ行きましょうと言われ分娩台へ上がる。
出産前の諸々の処置をして、さぁお産か!と思ったのですが、まだですねってことでまた陣痛室へ帰される。
★20時
立ち会い希望であっても、この病院は20時以降は面会終了(=立ち会いもできません)。
夫は後ろ髪引かれながら帰っていきました。
★20:25
耐えられない。
もう耐えられない。
息子のお産の時は陣痛~産まれるまで1度も「痛い」と口に出さなかった私。
痛みに耐える忍耐力には自信があった私。
今回も「痛い」と言わずにお産を終えるんだ!と部活みたいな決め事をしていた私。
でも…でも… ナースコールをし「どうしました?」の質問に絞り出すような声で・・・
「い…痛いです…」
分娩台に上がる前に試合終了です。
言ってもーたです。
でもそれだけ2人目の方が私は陣痛が痛かった…
★20:35
ようやく分娩台へ上がり、まだ子宮口は全開ではないけど、いきみたくなったらいきんでいいよと助産師さん。
いきみたい!
でも怖い!
いきみたい!
でもう○ち出ちゃいそう! (そんな痛みです)
でもそうも言ってられない最大の波がドシドシ押し寄せてきます。
う○ちも痛みもどうでもいーーーーっ! と、やっぱり最後は全てがどうでも良くなる痛み。
すごいですね、そうやってうまくできてるんですね。
じゃなきゃ。
そう、理性が働いてしまっては産めない程の大仕事。
私が野生になった瞬間でした。
★21:01
陣痛が始まって4時間、分娩台に上がって25分という早さで無事に産まれてきてくれました。
息子の時は陣痛7時間半、分娩台に上がってから1時間20分くらいだったので、今回は「え?もう出てきたの?」くらいあっという間に感じました。
出てくる時の痛みも特に感じず。
今回2人目の出産で痛かったのは陣痛くらいでした。
カンガルーケアで胸に乗せた瞬間、すぅーっと泣きやみ、私の指をぎゅっと握る我が子。
幸せを身体中で噛み締めた瞬間でした。
出産の流れは覚えているものの、陣痛の痛みは既に忘却の彼方。
不思議なものですね。
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