私は虫が苦手です。
基本、モフモフとした毛が生えてない生き物は苦手です。
男らしくなった息子
今朝、息子を保育園に送ろうと玄関を出て目に飛び込んできたもの。
それは通路で今年の夏を終えられたセミさんでした。
セミって、もう動かないだろうと思っていても突然ジジジジジジジッと動き出すことがありますよね。
なので、どうしても信用なりません。
横を通り過ぎるのが怖すぎるのです。
でも横たわっているその通路を通らねば保育園へは行けません。
「え・・・どうしよう。怖い・・・。」と小声でつぶやき、大縄跳びになかなか入れない人の如く、足が行こうか行くまいかチョビチョビ動く始末。笑
去年の夏も、同じところでセミさんがひと夏を終えていたことがありました。
私は妊婦で息子2歳。
当時、息子は私の怖がりを超えて怖がるので、私は大きいお腹で息子を抱きかかえ、ビクビクしながら小走りで走り抜けました。
そして2017年夏。
デジャブです。
と思いきや。
3歳になった息子。
「ママ、怖いの?大丈夫だよ!セミ、死んでるから。」
私「ううん、でもセミって突然ジジジジジジジッて動くから、まだ死んでないかもしれない・・・」
「ママ、壁のところを歩けば大丈夫だよ。」と言って、まずは息子が一人でセミの横を通り、
セミがジタバタしないことを証明、
息子はセミを越えたところから私に小さな手を差し出し、
「ママ、おいで。たー坊と手繋ご!」と。
私は大人であるのに、完全にこの3歳の男の子の差し出す小さな手を頼り切っていました。笑
慌てて手を握り、小走りで駆け抜ける。
青春ドラマならちょっとした恋心が走り出す瞬間です。
「うおおおおおおっほっほ~・・・・・」等と変な声を出して走り抜け、ホッとした瞬間。。。
あ!保育園バック、家に忘れた!
幸い忘れ物に気づいたのは玄関からほんの5m。
いえ、距離じゃない。
今日は距離じゃないんです。
もう一度、いや、もう二度、セミの横を通らねばならないわけです。
本気のガーーーン顔を見て、また息子が走ります。
「ママ、おいで。」
小さな手をまた差し出してセミの向こうで待っている息子。
去年はあんなに怖がって、ママにしがみついてた男の子が
1年で、こんなに男らしく成長していたなんて。
無事、バックを取りに行き、もう一度、セミを通り過ぎて保育園へ向かいました。
その道中、今度はイモリだかヤモリだかが何かに踏まれてしまったのか道でお亡くなりになっていました。
ひゃあ!
そのまた先では今度はセミの抜け殻が足元に。
ひゃあ!
「もう今日はなんて日だ!」
と、某芸人さんのギャグが素で口をついて出てきました。
「今日は金曜~日~♪」
なんてノンキに息子が答えてくれましたが。
優しい息子
昨夜、夕飯を作っていたら息子がキッチンへきて
「ママ、なんで本読みながらお料理してるの?」と。
私「ん?ママはね、お料理がヘタだから、本見ながらじゃないとお料理作れないからだよー。」
すると息子。
「ママ、本見なくてもいいよ。
だって、ママ、お料理ヘタじゃないよ。
ママのご飯は全部おいしいよ。
たー坊、ママのご飯、大好きだよ。」と。
うぅ・・・うぅ・・・
(;_;)
うぅ・・・
息子の優しさが身に沁みる・・
息子の信念
少し前からよく息子が言うようになった言葉があります。
「男は強い、女は弱い。
だから男が守るんだよ。」
いつの間にか、こんな男気のある信念を持つようになっていたようです。
その言葉を胸に、これからもそのまま成長していってくれたらいいなぁと思う母なのでした。
(そのうち「実は女は強いんじゃないか?」と悟り始めないよう、身近な私が気を付けなくては。笑)
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